大学職員向け傾聴力養成研修:入学相談対応力向上で志願者満足度アップ

目次

業種

学校法人(私立大学)
従業員規模:約3,000名

実施時間・形式

6時間×1日 対面形式

対象者

大学職員、契約社員、派遣社員(通信学部) 約30名

研修実施のポイント

  企業様の状況・課題

・通信学部ということから、高校生・社会人及びその親からの入学相談を受けることが多いが、一部の職員を除き、対応が不十分なように感じている。

・実際に、入学を検討している方からクレームを受けることがある(内容としては「説明が分かりにくい」「態度が横柄」など)。

・他者とコミュニケーションを取る際の基本的なマナーや受け答えについて、改めて学びたい。

  研修実施のポイント

・最初に「何を学びたいか」を個人で考えてもらうことによって、目的意識を持って研修に臨めるようにした。

・ロールプレイングを多く取り入れ、自分の対応を振り返る機会を多く設けるとともに。他者の所作を見る機会を設けた。

・グループ内でフィードバックし合うことによって、よりお互いのスキルを高めていける雰囲気を醸成した。

研修カリキュラム

1. オープニング・アイスブレイク
研修の目的と概要説明
自己紹介と学習目標の共有

2. 傾聴の基礎
傾聴の重要性と効果
非言語コミュニケーションの役割

3. 入学相談対応の基本スキル
相談者の類型と対応方法
質問技法(開放型・閉鎖型)
情報提供の仕方と確認

4. ロールプレイング①:基本的な傾聴
ペアワーク:日常的な話題での傾聴練習
フィードバックとディスカッション

5. 困難な状況への対応
クレーム対応の基本
感情的な相談者への対応方法
ストレス管理とセルフケア

6. ロールプレイング②:入学相談シナリオ
グループワーク:実際の入学相談を想定したロールプレイ
観察とフィードバック
ベストプラクティスの共有

7. まとめ
研修のまとめと質疑応答

受講者の声

他の方々のロールプレイングを観察できたことは非常に有意義だった。自分では気づかなかった癖や改善点についてフィードバックを受け、新たな気づきがあった。特に、相手の話を遮らずに最後まで聞くことの重要性を再認識した。
普段はあまり接点のない課の方々と同じグループになり、コミュニケーションを取る機会ができて非常に良かった。この経験を通じて、学内の連携強化にもつながると感じた。
『傾聴』の難しさを実感した研修だった。単に聞くだけでなく、相手の気持ちを理解しようとする姿勢が大切だと学んだ。この技能は業務だけでなく、プライベートでの人間関係にも活かしていきたい。

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