障碍者雇用セミナー:企業の成長と共生社会実現へ – 実践的ワークで学ぶ採用・定着のコツ

目次

実施時間・形式

6時間×2日 対面形式

※県内の各地域で実施

対象者

障碍者を既に雇用している、もしくはこれから雇用しようと考えている企業

※県及びハローワーク主催のセミナー

研修実施のポイント

  企業様の状況・課題

・県内の障碍者雇用率達成のため、障碍者雇用を考えている企業向けに、障碍者を雇用する上で必要な知識をレクチャーしてほしい。

・受講者が飽きないようにワークを多く取り入れてほしい。

  研修実施のポイント

・障碍者雇用に関してはボリュームが非常に大きいため、「障害者雇用の必要性や意義」「業務の切り出し方」「職場環境の整え方」「採用」など分かりやすくカリキュラムを分けて講義を行った。

・「法律で決まっているから」などのいわゆる“綺麗事”ではなく、労働力の確保の一環として障碍者雇用を前向きに捉えていく必要があることを説明した。また、障碍者に対する印象は人それぞれであるため、こちらの考えを強制するのではなく、参加者が(障碍者に対する偏見や不満についても)自由に話せる場になるように配慮した。

セミナーカリキュラム

1日目:障碍者雇用の基礎と意義

1. オリエンテーション
セミナーの目的と概要説明
参加者自己紹介と障碍者雇用に関する経験・課題の共有

2. 障碍者雇用の現状と法制度
障碍者雇用の現状と統計
障害者雇用促進法の概要
法定雇用率と障害者雇用納付金制度

3. 障碍者雇用の意義と企業メリット
社会的責任(CSR)と企業イメージの向上
多様性がもたらす組織の活性化
労働力確保の観点からの障碍者雇用
・ワーク:自社における障碍者雇用のメリットを考える

4. 障碍の種類と特性理解
身体障碍、知的障碍、精神障碍の特徴
発達障碍、難病等の理解
・ワーク:各障碍特性に合わせた配慮事項を考える

5. 1日目のまとめと質疑応答

2日目:障碍者雇用の実践と定着支援

1. 業務の切り出しと職務設計
既存業務の分析と再構築
新規業務の創出
・ワーク:自社での業務切り出しアイデア出し

2. 職場環境の整備
ハード面の整備(バリアフリー、補助具等)
ソフト面の整備(人的サポート、コミュニケーション)
・ワーク:自社の職場環境チェックリスト作成

3. 採用戦略と面接技法
採用ルートの確保(ハローワーク、支援機関等)
障碍特性に配慮した面接の進め方

4. 定着支援と人材育成
職場適応のためのサポート体制
キャリア開発と能力向上支援
・ケーススタディ:定着に成功した/失敗した事例分析

5. 関係機関との連携
地域の支援機関の活用方法
職場適応援助者(ジョブコーチ)制度の利用
就労支援ネットワークの構築

6. アクションプラン作成
自社における障碍者雇用推進計画の立案
グループでの共有とフィードバック

7. まとめと全体質疑応答
2日間の振り返り
質疑応答

受講者の声

過去の失敗から障碍者雇用については後ろ向きであったが、もう少し前向きに考えてみようと思えるようになった。特にワークを通じて他の参加者と意見交換ができたことが非常に刺激になった。
障碍者雇用の意義を深く理解できた。業務の切り出し方や職場環境の整備について具体的なアイデアが得られ、早速実践したいと思う。講師の経験に基づいたアドバイスが特に参考になった。自分の会社の社員にも受けさせたいので、個別企業への対応も検討してほしい。
他の企業の事情も聴けて非常に参考になった。(障碍者雇用は)簡単に達成できるものではないと思うが、困ったことがあったらぜひ相談に乗ってほしい。

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