弁護士への憧れを、弁護士たちが全力でぶち壊してくる件

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こんにちは。
いつもえらそうなことばかり書いていますので、たまには純粋な愚痴を書いてみたいと思います。

突然ですが、私は某私立大学の法学部出身です。
なぜ法学部に進んだのかといいますと、弁護士になりたかったからです。

私が中学・高校生だったウン十年前は、「弁護士=人生の勝ち組で収入もウハウハ」的な職業だったので、母親の「あんた、弁護士なんていいんじゃない?」という言葉を真に受けて、将来は司法試験受けて弁護士になるぞ、と思っていました。
ちなみに当時は法科大学院なんてものは存在しておりませんでしたので、弁護士になるには法学部出て司法試験に受けて合格、といったルートが王道でした。

で結局、私は司法試験を受験することすらせず一般企業に入社し、今は研修講師とかキャリアコンサルタントとかやってるわけですが、なぜ司法試験を受けなかったかといますと、「勉強する気がなくなった」からです。


私がかつて通っていた大学には、「法律相談部」なる、法曹を目指す学生が数多く所属している部がありました(どうやら今も存在してるっぽいですが)。
入学当初はそれなりに私も希望に燃えておりましたので、すぐに法律相談部を訪れ、「司法試験に受かるためにはどのように勉強すればいいのか」「1日どのくらい勉強すればいいのか」(※当時はネットなんてものは存在していないので、情報を集めるには本を読むか誰かに聞くしかなかった)などといったことを、先輩に根掘り葉掘りお聞きしました。

何せウン十年前の話なので、当時の先輩の回答についてはほとんど覚えていないのですが、未だに覚えているのは、「1日の平均勉強時間は8時間くらい。もちろん大学の授業はカウントしていない。でも、8時間勉強できなくても大丈夫。翌日に前日の足りない時間+8時間を勉強すればいいだけだから。バイト?そんな暇はない」

衝撃でした。
雨の日も風の日も、1日8時間、4年間勉強し続け、それでも受かるかどうかわからない試験。それが当時の司法試験。
正直、もうちょっとちょろいと思ってましたよ。

これから4年間、そんな生活が私にできるか。無理でしょう。絶対無理でしょう。これでも一応自分の限界はそれなりに把握できていましたので、秒で諦めました。敵前逃亡です。

ということで、弁護士になる夢は意外とあっさり諦めたのですが、それでもやはり憧れは憧れ。「三つ子の魂百まで」じゃないですが、弁護士の方とお会いする機会があるたび、「きっとこの人、ありえないほど頭いいんだろうな」などと密かに羨望のまなざしでみておりました。

だがしかし。そんな私の淡い幻想を、ご本人たちが全力でぶち壊しにくるニュースを、ここ最近よく見かけるのです。
前書きが長くてすみませんね。


なんぞこれ。
前橋市長 男性職員との密会場所がラブホか問われ「はい、その通りでございます」「私がしっかり断っていれば」

この人弁護士の資格あるらしいじゃないですか。もちろんラブホに一緒に入ったからといってそういった関係があるとは言い切れないですが、常識で考えてその言い訳は弱すぎる。
あと、法律の範囲は広いから何とも言えないですけど、弁護士だったら離婚訴訟とかも担当したりするんじゃないんですかね?誰も客来ないだろ。


あとこれもまあもう本当になんなんでしょうか。
どうでもいいんですけど、「過労死弁護団全国連絡会議」って団体があるんですねぇ。初めて知りました。
高市早苗氏「馬車馬」発言に過労死弁護団は撤回要請、意図せず招いた“波乱と称賛”

この高市氏の答弁、リアルタイムでテレビで見てましたけど、「国民のためにWLBを捨てるくらいの覚悟で国政にあたるつもりだからよろしく。お前ら議員も気合入れろや」的な意味に聞こえましたけどね。
どこをどう聞いたら“政府が推し進めてきた健康的な職場づくりを否定し、古くからの精神主義を復活させるもの”って解釈になるんだろう。私のような一般人と違って、頭のいい人たちは日本語の捉え方が違うのか。そうなのか。


憧れていた職業の方々が、こうもアレなことをしたり言ったりすると、本当にがっくりしますね。がっかりじゃなくてがっくり。私が秒で諦めたあの夢は、せめて美しいままでいてほしかった。
もちろん私はもういい大人ですが、声を大にして言いたい。

夢を壊さないで!!!
職業イメージってものをもう少し意識して!!!
かしこ代表みたいな人たちが、そろいもそろってアホなことをしたり言ったりしないで!!!

ああ、すっきりした。

こんなしょうもない愚痴を、読んでいただきありがとうございました。

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