さて、第一回目は『ストレスとは』です。
「いやー、あの人と一緒にいるとストレス溜まるわー」とか、「ストレス発散にはやっぱり買い物だよね」とか、『ストレス』という言葉はそこそこ日常的に、なおかつ悪い意味で使われることが多いです。
じゃあストレスとは「悪」なのか。実はそうではなかったりします。
そもそものストレスの意味は、下記の通り。
ストレスという用語は、もともと物理学の分野で使われていたもので、物体の外側からかけられた圧力によって歪みが生じた状態を言います。ストレスを風船にたとえてみると、風船を指で押さえる力をストレッサーと言い、ストレッサーによって風船が歪んだ状態をストレス反応と言います。医学や心理学の領域では、こころや体にかかる外部からの刺激をストレッサーと言い、ストレッサーに適応しようとして、こころや体に生じたさまざまな反応をストレス反応と言います。
厚生労働省「こころの耳」より
つまり、日常生活で起こる様々な変化によって引き起こされる状態がストレスなので、“朝目が覚めてカーテンを開けたら眩しかった”もストレスですし、“時計を見たら出勤時間ギリギリだった”もストレス。“彼氏・彼女ができた”もストレスですし、“ガチャでSSRが当たった”もストレスです。
要するに、ストレス自体には良い悪いもなく、あくまで本人の捉え方によるのです。
そして、たとえ全く同じストレスであったとしても、性格・立場・環境・年齢・性別などによって捉え方は違ってきます。
例えば、AさんとBさんが同じミスで同時に上司に怒られたとしても、Aさんはものすごくショックを受けたけど、Bさんは何とも思ってなかった、といったことも当然ありえます。まさに、『ストレスの感じ方は人それぞれ』なのです。
また、私たちは常日頃何らかのストレスを受け続けているわけですが、これはすなわち「生きている限りストレスは避けて通れない」ということにもなります。
生きている限りストレスが避けられないのであれば、ストレスを感じないようにする・跳ね返すことよりも、溜めないようにうまく発散するほうがずっと現実的ですし、何より労力が少なくて済みます。
なので、ストレスに強くなるには、ストレス解消法をできるだけ多く持っていた方がいいわけです。
さて、みなさんはいくつストレス解消法を持っていますか?
ストレスでいっぱいになってしまうと探す気力も無くなってしまいますから、まだ心に余裕があるうちに、自分に合うストレス解消法を見つけておくと、もしものときに役に立ちますよ!
読んでいただき、ありがとうございました。