業種
宿泊業(ホテル経営)
従業員規模:約100名
実施時間・形式
6時間×1日 対面形式
対象者
正社員(約30名)
研修実施のポイント
企業様の状況・課題
・接客業ということもあり、顧客対応でストレスが溜まる職場である。
・3年以内の離職率が4割を超えており、かなり高いと感じている。顧客対応によるストレスが離職の原因の全てではないが、会社としてはできることはしていきたい。
・ストレスへの対処法とともに、(できれば)業務へのモティベーションを保つ方法もレクチャーしてほしい。
研修実施のポイント
・ストレスマネジメントの概念だけではなく、今すぐ自宅でもできるような、身近で具体的なストレスマネジメントの方法を多く紹介した。
・グループで話す機会を多く作り、今抱えている悩み・問題についてもお互いに話せる場とした。
・モティベーションについては、「そもそもモティベーションとは何か」「モティベーションが上がったとはどういった状態を指すのか」から考え、抽象的な言葉を行動に落とし込むためのワークを取り入れた。
研修カリキュラム
1. イントロダクション
研修の目的と概要の説明
アイスブレイク:参加者自己紹介とストレス体験の共有
2. ストレスの理解
ストレスとは何か:定義と種類
ホテル業界特有のストレス要因
ストレスの身体的・精神的影響
・演習:自分のストレス要因の特定とグループディスカッション
3. ストレスマネジメント技法
呼吸法とリラクゼーション技法(実践)
マインドフルネス瞑想の基礎(実践)
認知再構成法:考え方の転換
タイムマネジメントとタスク優先順位付け
・演習:ストレス対処法のロールプレイ
4. 顧客対応スキルアップ
効果的なコミュニケーション技法
クレーム対応の基本と実践
感情労働のマネジメント
・演習:困難な顧客対応シナリオのロールプレイ
5. モチベーション向上
モチベーションの定義と重要性
内発的動機付けと外発的動機付け
自己効力感の向上方法
目標設定と達成感の重要性
・演習:個人の価値観と仕事の意義の探索
6. チームビルディングとサポートネットワーク
チームワークの重要性
同僚間のサポート体制構築
演習:チーム内でのストレス軽減策の立案
7. アクションプラン作成
学んだ内容の振り返り
個人別アクションプラン作成
小グループでの共有と相互フィードバック
8. まとめと質疑応答
主要ポイントの再確認
質疑応答
受講者の声
- ストレスマネジメントの具体的方法を多く知ることができた。手軽に試せる内容なので、さっそく今日から実行してみたいと思う。また、グループワークを通じて、自分だけが悩んでいるわけではないことに気づけた。同僚の経験談を聞くことで、新たな対処法のヒントを得ることができ、とても有意義だった。
- 業務が忙しく、同僚とじっくり話せる機会がほとんどないため、こういう研修はすごく貴重だと思う。話ができて心が軽くなった。他の部署の方々と交流できたことで、新たな視点や解決策を得ることができた。
- "どう行動すればいいのか"が明確になったので、モティベーションが上がった。社員だけではなく派遣社員の方やアルバイトの方にもぜひ研修を実施してほしい。チーム全体でこの知識を共有できれば、職場の雰囲気も大きく改善すると思う。